冬の防寒対策は下着から!インナーウェアの選び方のポイント

冬の防寒対策は下着から!インナーウェアの選び方のポイント
https://tenki.jp/suppl/m_takizawa/2020/12/03/30073.html

消臭や吸湿速乾の機能がついたインナーを選ぶ
青壮年期の男性は、女性よりも体表面性あたりの基礎代謝量が10%ほど大きく、より多くのエネルギー(熱量)を生み出すといわれています。
生み出した熱を発散するための汗の量も多く、冬場でも汗と臭いに悩まされがちです。とくに服を着込んでいる冬は通気性が悪くなりやすいので、下着を選ぶときは消臭機能がついているものや、吸湿速乾性に長けたものを選ぶのがおすすめです。

吸湿発熱性のインナーを選ぶ
吸湿発熱性とは、物質が空気中に含まれる水分を吸収する際に発生する熱を利用して温める機能のことです。汗による衣類の湿度を下げると同時に衣類内の温度を上昇するため、一石二鳥の効果が得られます。筋肉量が少なく熱を生み出しにくい女性は、男性よりも体が冷えやすいので、発熱をサポートしてくれる機能を持ったインナーを選びましょう。

刺激の少ない素材を選ぶ
綿やシルクなどの植物系素材は、肌触りが良く、長時間着用していてもストレスを感じにくい仕様になっています。逆に、ウールなど動物の毛を使ったインナーは、地肌に触れるとチクチクする可能性がありますので、綿と混合されているものを選んだほうがよいでしょう。


冬に冷えやすい体の部位と対策
■手足の冷えは、防寒グッズとグーパー体操を組み合わせて対策
心臓から最も遠い手足は、体の中でもとくに冷えやすい部位といえます。ウールやアクリルなど保温性の高い手袋や靴下を着用したり、足首にカイロを貼ったりすると、末端の冷え防止に役立ちます。また、血行を良くするために、手足の指を5秒握る→パーの形に離すという動作を繰り返す「グーパー運動」を定期的に行うのも効果的です。

■マフラーやネックウォーマーで首を温める
首の後ろには太い血管が走っているので、全身を温めたいときは首の防寒対策を徹底しましょう。具体的には、マフラーやネックウォーマーを着用したり、首の後ろにカイロを当てたりする方法が有効です。カイロは地肌に直接つけると低温火傷のリスクがありますので、インナーの上から貼るか、地肌に貼ってもOKの温熱シートを利用しましょう。

■腹巻やカイロで腹部を温める
デスクワークなどで座りっぱなしの状態が長時間続くと、下半身に血液が行き渡りにくくなります。とくに腹部は血液が集まりやすい場所といわれていますので、腹巻を身につけたりカイロを当てたりして、お腹周りを冷やさないよう注意しましょう。
気温が低くなりそうな日は、あったかインナーで


気温が低くなりそうな日は、あったかインナーで冷え対策しよう
冬の寒さを乗り切るには、アウターだけでなく、服の下に身につけるインナーも防寒仕様のものに切り替える必要があります。男性と女性では発汗量や発熱量に違いがありますので、それぞれの体質に合わせて、適切な機能を備えたインナーを選びましょう。とくに気温が下がりそうな日は、腹巻やソックス、カイロなどをうまく利用して、より万全な防寒対策を行うことをおすすめします。

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