秋の夕方は運動に最適 「1日8000歩」で生活習慣病予防

昼間は、まだ夏のような暑さを感じる日がありますね

残暑、いつまで続くのか。。絵文字


夕方からは冷える感じの方が気になるようになってきました

朝晩の涼しさに備えて、1枚着れる準備は大事ですね


気温の寒暖差にこまめに服装の対応をしていかないと

疲れがたまりやすくなります


だるい疲れが抜けにくくなったり、手足の冷え、のぼせ、肩こりなど

体調管理の神経スイッチもダウンしやすくなります


整体マッサージでお疲れすっきりしていきましょう絵文字

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歩くことは健康維持を図るうえで効果的だとされていますが、歩く「量」「質」「タイミング」を意識して行うことで、大きく健康寿命に差が出るという研究があります。詳しい話を、東京都健康長寿医療センター研究所 老化制御研究チーム副部長の青栁幸利さんに伺いました。

青栁さんは、故郷である群馬県中之条町の住民約5,000人を対象に、加速度センサーでのデータ収集や問診を20年間続け、理想的な歩き方を導き出した「中之条研究」で知られる研究者です。


健康維持の秘訣は「中強度運動」

「病気を予防する最良の歩き方は“1日8000歩”、“そのうち20分間は速歩き”」


速歩きはどの程度の速さがいいのでしょうか。

「運動の強度を示す指標にMETs(メッツ)があります。1メッツは1分間に体重1㎏あたり3.5mlの酸素を消費する運動量です。安静時が1メッツ、トイレに行くなどゆっくり歩くと2メッツ、速歩きはゆっくり歩きの2~3倍の運動強度と考えてください。歌は歌えないが会話はできる程度の速さです。これが“中強度運動”で、1日20分行うと健康長寿につながります」


(1)歩きながら歌が歌える……低強度運動

(2)歌は歌えないが会話はできる……中強度運動

(3)会話もままならない……高強度運動


(2)の中強度運動を1日8,000歩の中に20分間組み込むのが理想的


病気予防にベストな歩数は?

1日8,000歩(そのうち速歩き20分)をいちばん推奨するのは

「その程度運動すると、体内にある長寿遺伝子が活性化し、健康長寿効果が最大限に発揮されるからです。それ以上は頭打ちになるので、あまりお勧めしていません」

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運動に最適な季節と時間帯

「運動に最適な季節は秋です。平均気温17℃くらいが、いちばん体を動かしやすいことが証明されています。また、運動に適している時間帯は夕方です。人の体温は朝起きる直前がいちばん低く、だんだん上がって夕方にピークを迎え、夜になると再び下がります。夕方に歩いて体温を上げておくと、寝つきが良くなり眠りも深くなるのです」


青栁 幸利

トロント大学大学院医学系研究科博士課程修了、医学博士取得。医学博士。東京都健康長寿医療センター研究所老化制御研究チーム・副部長。カナダ国立環境医学研究所温熱生理学研究グループ・研究員、奈良女子大学生活環境学部・助手および大阪大学医学部・非常勤講師等を経て、現在、東京都健康長寿医療センター研究所・研究副部長(運動科学研究室長)。高齢者の運動処方ガイドラインの作成に関する研究に従事し、種々の国家的・国際的プロジェクトの主要メンバーとして、先進諸国の自治体における老人保健事業等の展開を支援している。


https://weathernews.jp/s/topics/202109/290095/