新型コロナ デルタ株“空気感染”する?! いま分かっていること

「空気感染」とは どのような感染か?

感染者から出た唾液などの飛まつが乾燥し、その中の病原体が感染力を保持したまま空気に漂って広がります。これを吸い込むことで起きるのが「空気感染」。


直径5マイクロメートル、1000分の5ミリ以下の「飛まつ核」が数時間漂い、同じ空間にいる人が吸い込んで感染するため、対策は最も難しいとされています。同じ部屋の離れた場所、たとえば教室の最前列でせきをしたら、最後部でも感染することがあるとされています。


アメリカのCDC=疾病対策センターによりますと、空気感染するのは結核菌やはしか、水ぼうそう、帯状ほう疹のウイルスに限られています。


新型コロナでは「飛まつ」よりは小さいものの「飛まつ核」ほど小さくはなく、一定の時間空間を漂う「マイクロ飛まつ」での感染があるとされてきました。


▽不織布マスクの着用

▽人と人との距離を保つこと

▽飲食時には斜め向かいに座ること

▽飲食時の会話ではマスクを着けること

▽換気を徹底することなどの対策を取ること

が重要だとしています。


特に換気がポイントで、1時間に1回~2回、1度に5分~10分程度行うことが重要だとしています。


そのうえで「気温が低いと、ウイルスは飛まつの中で感染力を保ちやすいことが報告されている。秋冬にかけて気温が下がってくると、感染リスクが高まることも考えておかなければならない。今から徹底して対策を取ることが重要だ。ワクチンを打ったとしても、知らず知らずのうちに感染を広げている可能性があると考えて、油断せず対策を取ってほしい」


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変異ウイルスの特徴・最新情報

https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/newvariant/