寒い冬でも寝付きがよくなる入浴方法

https://weathernews.jp/s/topics/202101/080065/
冬は浴室と部屋の温度の差が大きく、油断をすると湯冷めをします。風呂上がりは体温が高いので寒さを感じませんが、湯船で温められた血管が拡張しているため、急速に体温が奪われるのだそうです。

そして体温が下がりすぎて「寒い」と感じるのが湯冷めです。


入浴剤は湯冷めを防ぐ?
「粉末タイプの入浴剤の主要な成分は、芒硝(ぼうしょう・硫酸ナトリウム)と重曹(炭酸水素ナトリウム)です。これらのミネラル成分は、皮膚の表面のタンパク質と結合して膜をつくり、体が放熱するのを防ぎます。
そのため、お風呂からあがっても体がポカポカする状態にしてくれるのです。

入浴剤以外には「バスルームで体を拭く」「湯上り後、すぐ髪を乾かす」「汗などで衣類が湿ったら寝る前に着替える」「温かい飲み物を飲む」といった方法も湯冷めを防ぐのに効果的です。


風呂の湯を冷めにくくするには?
入浴剤にお湯を冷めにくくする効果は期待できません。よく、ヨーロッパのお土産でいただくバスソルトは体の保温が目的ですが、塩分には湯を冷めにくくする効果があります。ヨーロッパの家庭の風呂は追い焚きしないので、それでいいのですが、塩分は風呂釜を傷めるため追い焚きはしないでください。

また、温泉地などで販売されている湯の花も、成分の硫黄が風呂釜の故障の原因になるので、使用するときは追い焚きしないで下さい。

お湯を冷めにくくするには、お湯の冷めにくいバスタブにしたり、お湯の表面にシートをかぶせるのが良いそうです。


風呂上がり1時間後がベストな就眠時間
お風呂に入ると体温が上がりますが、風呂から出て1時間くらいで体温が下がり始め、明け方の5〜6時に一番体温が低くなります。

よく、赤ちゃんの手足が温かくなると『おネムになった』と言いますが、これは赤ちゃんの体が体温を下げるために放熱している状態です。人間は適度に体温が下がると眠くなりますから、風呂上がり1時間後を目安に就眠するといいでしょう。

寝つきの悪い方は、入浴時間と就眠時間を調整して、心地良く眠れる環境を整えることが大切ですね。

000-02-07-2